#3 作業療法士

外の生活を生き生きと楽しむ姿が、何より嬉しい

業務内容Business content

看護師が主治医の治療方針にもとづいた医療的なケアや、病状悪化の防止に努めるのに対して、“生活”に重きを置いた援助を行うのが作業療法士です。例えば、家電の使い方やゴミの分類が分からない…といった場合、何が原因で躓いているのか?どの部分がよく理解できていないのか?を詳細に分析し、解決策を組み立てていきます。こちらが思いもよらないところが戸惑いの要因となっていることもあるため、実際に手順を見せてもらうなど、できる限りプロセスを細分化して課題を洗い出していくことが大事になります。
また、就労したいという希望が出てくれば、具体的にどのぐらいの作業までなら行えるのか、そのための健康状態や生活リズム、周辺環境はどこまで整っているかを見極めるのも私たちの役割です。
少しずつできることが増え、ご自分の力で生活を成り立たせることができるようになると、ご利用者様の表情も自然と豊かに。「自分で買い物ができるようになった」といった退院後の生活を喜ぶ声は、自分たちの仕事の成果を実感させてくれるもの。ご利用者様が生き生きとした姿が、何よりの励みとなっています。

Schedule

1日のスケジュール

  • 9:00 出社・ミーティング
  • 10:00 訪問①
  • 11:00 訪問②
  • 12:00 昼食
  • 14:00 訪問③
  • 15:00 ミーティング
  • 17:00 事務作業
  • 18:00 業務終了

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#1

N・フィールドの魅力について

ご利用者様の自己実現を
二人三脚で叶えるやりがい

病院という空間は、ご利用者様にとっては“アウェイ”のため、どうしても緊張や警戒心が出てしまいます。一方でご自宅にこちらがお邪魔させていただく訪問看護は、リラックス状態のため得意・不得意が分かりやすく、課題を具体的に洗い出せるのが利点です。何より、“対集団”の支援ではないため、じっくりご本人と向き合えるのでやりがいも大きいです。また、精神疾患を抱えた方は退院先がなく入院が長引く方が多いので、業界でも稀な当社の住宅支援事業は現場でも重宝されています。一人暮らしのスタートは、自己実現に向けた大きな一歩。意義深い取り組みだと誇らしく思います。

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#2

入社を決めた理由は?

多職種による最良のケアを
追求する姿勢に共感した

作業療法士として、精神科の病院、国立病院機構でトータル20年ほど務めていました。病院内で日常生活の訓練を行うのですが、調理の練習を一生懸命しても、使っているコンロや電子レンジが変わると混乱してしまう。そんなことが幾度もあり、“ご本人が生活する場で支援をする”のが理想だと考えるように。そんな時、“訪問看護の会社が作業療法士を探している”と知人から紹介を受けたのが当社です。「看護師による援助だけでなく、これからは多職種チームで協働し色んな観点からサポートをしていきたい」という社長の熱弁に心を打たれ、私もその一助となりたいと入社を決めました。

つながりを創るには喜びや気付きを得る場が大事!

“自分は何もできない”と、退院後の生活に不安を感じる方も多いです。そんな時は、外泊訓練を提案。「好きなテレビ番組を選べる」「消灯時間がない」といった管理されない楽しさを知ると、外の世界の魅力に気付けます。また、できている部分を見つけて伸ばすのも大事です。“できる喜び”の経験は、社会生活への参加に向けてプラスの感情を生み、一歩踏み出す勇気となります。

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