事例紹介

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1人1人の症状に合わせたサポート内容をご紹介!

寄り添った訪問で、症状が安定へ

症状

統合失調症( 50代男性 )

自分自身の病気の自覚に乏しく薬の服用を拒まれており、幻覚・妄想状態で周囲への迷惑・他害行為を繰り返し、入退院を繰り返していました。

  • 病気の未自覚
  • 幻覚 / 妄想
  • 迷惑 / 他害行為
サポート

訪問当時は部屋に入れてもらえず、玄関先での訪問が続きました。
相手に寄り添った訪問を継続し、相手の価値観や人生観を傾聴することと、幻聴・妄想による不安に対して共感することで、少しずつ心を開いていただきました。

効果

不安な気持ちに寄り添い、丁寧に疾患について説明することで自分自身の症状を客観的に捉えるようになり、薬も服用できるようになったことで当初より入院の頻度も軽減されました。
症状が安定したことによって周囲への迷惑行為もなくなり、地域住民とも良好な関係を築いて自分の暮らしができるようになってきました。
現在では、訪問時に幻聴・妄想への対処法を自分一人で悩むのではなく訪問看護師に相談できるようになりました。

本人の断酒の意思を支え、断酒の期間を更新

症状

アルコール依存症( 40代男性 )

アルコール依存症の認識はご本人にもおぼろげにありましたが、断酒が続かず飲酒を繰り返しては無銭飲食や暴力行為で警察に保護され措置入院を繰り返していました。

  • 断酒できず
  • 無銭飲食
  • 暴力行為
サポート

ご本人も断酒の必要性は理解されていたので、支持する姿勢を保ちながら、訪問の都度アルコールによる弊害を説明。また、断酒会や地域のグループワークにも毎日参加するように促すほか、飲酒欲求が強くなる夕方に訪問し、断酒の先にどのような生活が送れるかを描き、寄り添う姿勢で一緒に断酒に取り組みました。

効果

その結果、3年間の断酒に成功。暴力行為などの警察沙汰もなくなりました。断酒会へは現在も継続して参加できており、現在は就労もしており社会復帰することができました。

治療の効果をご本人が実感出来るようになった

症状

統合失調症( 30代女性 )

病気の自覚に乏しく、内服が不規則になる。そのため退院しても1か月程で幻覚妄想に左右されるようになり、幻聴による迷惑行為、逸脱行為が見られました。警察に保護されるなど医療保護入院を繰り返していました。

  • 病気の未自覚
  • 幻覚 / 妄想
  • 迷惑 / 逸脱行為
サポート

治療・服薬に非協力的で受診も不定期でしたが、ご本人の訴えに耳を傾け、否定も肯定もせず感情に寄り添うことから始まりました。
そうした中で、服薬や睡眠、ストレスへの対処法を、一緒に考える対話の日々が続き、少しずつ自分自身の症状に対して自覚していただけるようになってきました。

効果

治療・服薬の必要性を繰り返し説明するうちに、処方通りの服薬、予約通りの通院ができるようになりました。
適切な服薬管理を一緒に行うことにより幻覚妄想が軽減し、服薬の大切さを自覚できるようになり、症状が安定し再入院することなく過ごせています。
現在は社会復帰を目指し就労訓練施設に通っています。

情緒の安定と一般就労の継続に繋がった

症状

自閉スペクトラム、ADHD、知的障害(B2)( 20代男性 )

2年前、就職を機会に障害児入所施設を退所、グループホームに入所されました。弊社相談支援には障害児入所施設から依頼があり支援を開始。しかしながら服薬が不規則となり、セルフケアもままならなくなりました。さらには情緒不安定となり、リストカットを模倣するような言動が表出していきました。

  • 計画相談支援
  • 共同生活援助
  • 訪問看護
サポート

ご本人の味方が不在となる環境でしたので訪問看護サービスの導入を提案しました。支援者の中で注意役・支持役と役割分担し、訪問看護スタッフに支持役を依頼しました。また、職場近くのアパートに引っ越すことを目標としてご本人と支援者間で共有しました。ご本人には通院、服薬の必要性、日常生活の自立により周囲から信用が得られることを伝え、目標を意識し続けられるようにしました。

効果

訪問看護スタッフが共感的に関わり相談役となることで、これまでひとりで抱え込んでいた気持ちを吐露できるようになり、次第に状態が安定していきました。以前のような情緒不安定な状態も消失して、仕事を継続できています。

将来を見据えた生活が可能となった

症状

統合失調症( 50代男性 )

精神科ソーシャルワーカーより、現在入院中の患者様が退院後に必要となる自宅での家事援助、金銭管理といった福祉サービスを提供できる事業所や訪問看護が可能な事業所を探してほしいという相談を受けました。また、ヘルパー、訪問看護、通院といったスケジュールの調整もお願いしたいとのことでした。

  • 計画相談支援
  • 金銭管理
  • 居宅介護(家事援助)
サポート

退院前にカンファレンスを行い、ご本人のご希望を確認し関係者との調整を行いました。
居室の掃除とゆくゆくは調理を行いたいというご希望にはヘルパーのサポートを受けられるようにしました。
金銭管理については、出納は週に1回とし訪問看護師が同席して使い方のアドバイスを行うこととしました。

効果

関係者が一丸となってサポートをしたことで精神的にも安定し、調理やお金の管理も少しずつできるようになっています。現在はご本人より働きたいという申し出があり、就労継続B型事業所に計画相談員と一緒に見学へ行く予定をしています。

サポートにより再就職を果たした

症状

うつ病( 40代男性 )

うつ病を発症し3年前に退職。貯金を取り崩しながらご自宅にて療養生活をされていましたが、経済的な理由から行政窓口に就労について相談に行かれました。行政窓口では就労移行支援の利用を提案され、さらに就労移行支援利用のために弊社計画相談サービス利用をご希望されました。

  • 計画相談支援
  • 就労移行支援
  • 障害年金申請
サポート

面談にて経済状況への不安が大きいことがわかりましたので、就労移行支援と併せて、利用できる社会資源の利用を提案しました。年金事務所に同行したところ受給できる可能性があることがわかったため、障害年金申請の支援を行いました。

効果

就労移行支援の利用と併せて障害年金を受給できたことにより、時間的にも心理的にもゆとりを持って必要な訓練を受けることができ、再就職を果たすことができました。